沖縄の守り神「シーサー」ってなに?

シーサー

沖縄の街を歩いていると家の軒先に「シーサー」と呼ばれる置物が置いてあります。他の県では見かけることもなく、千差万別で1つとして同じ顔をしたものはいないと言われています。「シーサー」は変わった置物なので一度見ると誰でも印象に残るのではないでしょうか。

なんでも遠い昔、とある動物をイメージして作られましたが、その当時その動物を見たこともなく聞く姿を想像し、独自の解釈を交えながら作られた結果とも言われています。その為、もととなった動物は似ていると言われれば似ているけど・・・といったところでしょうか。

「シーサー」はどんな動物がモチーフとなっていて、どんな意味があるのか。沖縄ならではの「シーサー」に焦点をあてて詳しくみていきましょう。

「シーサー」のルーツについて詳しく知りたい!

シーサー

「シーサー」はあなたから見てどんな印象を持ちますか?可愛い置物?怖い置物?など印象はさまざまでしょう。「シーサー」のルーツを辿っていくと、神社にいる狛犬やエジプトのスフィンクスと同じようなもので、もともとはライオンを意識して作られています。「シーサー」とは琉球の言葉で「獅子」を表しているとか。

中国で行われていた文化がシルクロードを伝い日本に取り入れられたそうです。正式な作者はわかっていないのですが、1470年頃首里城の瑞専門に石獅子が二対で置かれたことが始まりとなっているとか。当時火災が多く獅子を置くことで火災がおこらなくなったことから、「災難を防ぐ」ものとして信じられているのです。

「シーサー」を置く向きに関してはさまざまな説があり、門柱の上になると道路側におき、玄関になると外に向けるなど場所によって方向があります。基本的には福や災いがやってくる方向に向けるのが一般的だと言われています。

昔の沖縄では士族しか「シーサー」を置くことが許されず、赤瓦が一般的になったことで庶民にも普及していきました。頑張って働いたら「シーサー」を飾るのが男としてのプライドでもあり、それこそが一人前の男であることをアピールするものでした。「シーサー」は当時より500年も続いている守り神でもあります。

「シーサー」は身近なものとして受け継がれています!

シーサー

「シーサー」は大抵、家の入口にあります。二対ならんで置かれているのが一般的で、阿吽と言って口が開いている方(阿)は幸福を吸い込み、口が閉じている方(吽)は吸い込んだ幸福を逃がさないようにしており、実はそれぞれ役割が違うのです。その為どちらがかけても意味がありませんし、二対並ぶことが「シーサー」らしい姿とも言えるでしょう。

今では沖縄のおみやげとして「シーサー」を簡単に購入することが出来ます。

シーサー

家の入口に飾る、石焼のようなものもあれば簡単に購入できるマスコットキャラクターのようなものまで、簡単に購入できる沖縄のキャラクター的存在となっています。一番人気は、「シーサー」の色によってご利益がある内容が変わるとされているもの。

例えばピンクなら恋愛成就、黄色なら金運UP、青なら勝負運などあなたが希望する内容に合わせてご利益の内容を選ぶことが出来ます。自分用としてもおみやげ用としても喜ばれるそうです。「シーサー」は、だからこそ手軽に取り入れることが出来る、沖縄土産として普及しているとも言えます。

なたの家の守り神として「シーサー」の置物を置いてみませんか。ちょっとライオンとも犬とも見える可愛らしい外見は、置いてあるだけでご利益がありそうな気がしますよね。沖縄といっても赤瓦の屋根も昔に比べて少なくなったので、飾ってある「シーサー」を見る機会は減りましたが、古き良き沖縄の文化はとても魅力的なものです。あなたにも幸せを運んできてくれるかもしれませんね。