4月が見頃のオクラレルカってなに?

オクラレルカ

沖縄には南国らしい色鮮やかな植物や花がたくさんあります。沖縄というと皆さんはどんな植物や花をイメージしますか?家の軒先に咲いている色とりどりのハイビスカスや月桃など沖縄の広々とした空との相性は抜群で、これ以上に美しい光景はないのではと感じさせるほどの魅力があります。

そんな沖縄に数ある植物のなかで4月が見頃となる「オクラレルカ」を知っていますか?なんだかとっても可愛い名前ですよね。4月に沖縄に訪れる予定がある人はこの「オクラレルカ」は必見です。

「オクラレルカ」は薄紫の菖蒲のような外見に黄色のアクセントが美しい花です。すらっとした茎と葉でできているので、風にふかれる度に揺れて涼やかな印象を与えてくれます。花言葉は「良い知らせ」というとっても縁起のいい花です。

「オクラレルカ」は、その美しい外見から生け花用の花として用いられることが多く、大宜味村の喜如嘉(きじょか)という集落にある水田地帯で、琉球イグサの代わりに植えたのが始まりになっているといいます。

たくさんの「オクラレルカ」が4月に一斉に咲く美しい光景に近所の人たちが口コミで広めたのが始まりだとか。毎年天候によっては咲く時期に多少のズレはあるものの3月の下旬~徐々に咲き始め、4月の下旬まで楽しめます。

ちょうどこの時期には、喜如嘉で開催される「いぎみてぃぐま」というイベントも開催されます。てぃぐまは手先が器用なことを表した沖縄の方言になり、手作りで心をこめてつくることといった意味が込められています。

大宜味村はもともとシークワーサーが有名な土地になりますが、木工をはじめ数々の工芸品があることでも知られている場所になります。「いぎみてぃぐま」は工芸品をつくる人と、使う人が出会う為のふれあいを中心としたイベントです。

このイベントとともに「オクラレルカ」を楽しめるとあって毎年多くの観光客で賑わいます。ちょうど梅雨のような雨の時期に重なってしまうと、少し残念ですが晴れた日にはこれ以上の絶景はないといえるほどの「オクラレルカ」と工芸品の数々を楽しめます。地元のお店による軽食や、トーク&ライブなども楽しめるのでぜひ足を運んでみてくださいね。

  • 場所:大宜味村農村環境改善センター/大宜味村立芭蕉布会館
  • 電話:0980-44-3007(事務局代理)
  • アクセス:那覇空港から高速道路を利用して約1時間39分

※那覇市内からは少し距離があるので時間を多めに見て訪れるのをおすすめします。

沖縄中部の宜野湾市志真志(ぎのわんししまし)にあるチブ川でも「オクラレルカ」を見ることができます。見頃は3月の下旬から4月の中旬まで。地域の人たちの協力により実現したもので、喜如嘉より20株の「オクラレルカ」をわけてもらい育てたところ、今では2000株にまで増えたそうです。

今年はもう終わってしまいましたが、3月の終わりに「オクラレルカ祭」も行われています。派手なお祭りではないのですが、川沿いに咲く「オクラレルカ」もとっても魅力的ですので、よければこちらにも足を伸ばしてみてくださいね。地元の人たちの温かさを感じられるはずです。

沖縄には「オクラレルカ」のようにここでしか咲くことのない花がたくさんあります。いずれも地元の人たちの力で管理され、毎年美しい光景を目にすることができるのです。沖縄の新しい一面を知りたいと思っている人は花にも注目すると、また違った景色がみられるかもしれません。「良い知らせ」があなたにも訪れるでしょう。