沖縄本島で龍神様に会える神社

波上宮

沖縄は昔から龍に守られた島といわれ、龍神様がいらっしゃる・龍神様と縁がある神社も存在します。そこで今回は、龍神様に会って願いをかなえてもらいたいあなたにぴったりの神社とその由来を紹介します。

都心のど真ん中にある安里八幡宮は、琉球王国の尚徳王とゆかりのある神社です。そのため安里八幡宮には、こんな伝説が残っています。

【尚徳王が喜界ヶ島の戦いに向かう途中にこの場所を通りかかったときに、偶然目の前で鳥が飛び立つのを見かけます。 この時尚徳王は「あの鳥を一矢で射落としたならば、喜界ヶ島の戦いでの勝利とこの地の平穏をもたらしたまえ」と叫び天に向かって矢を放つと、見事に一矢で鳥を射落とします。 そこで勝利を信じた尚徳王は、喜界ヶ島を目指し船で那覇港を出港します。 船の上で尚徳王は、不思議な釣鐘を見つけます。出港した尚徳王の船に寄り添うように漂う釣り鐘は、島から離れても船から離れずついてきます。 その様子を見た尚徳王は 「これは八万菩薩の霊鐘にちがいない。願いかなって帰国したならば、必ず八幡宮を建てよう」 といい、釣鐘を船に乗せ戦いに挑み、見事勝利を収めます。 帰国した尚徳王は祈願した通りに鳥を射落とした安里の地に八幡宮を建て、釣鐘を奉納しました】

この話が安里八幡宮の由来とされており、勝負の神様として有名な神社になりました。

そんな安里八幡宮の主祭神は【神功皇后(じんぐうこうごう)】【應神天皇(おうじんてんのう)】【玉依姫(たまよりひめ)】です。

ここまで説明すると、龍神好きの人ならピンと来たのではないでしょうか?

そうなのです。この安里八幡宮の主祭神である玉依姫は、龍神様を束ねる神様といわれているのです。

なぜなら玉依姫のお父さんは海神(わだつみ)と呼ばれる龍神様ですし、玉依姫の一族も海神族だからです。

そのため玉依姫はたくさんの龍神たちを束ねる力があるといわれています。安里八幡宮はそんな玉依姫を祀っているため、昔から龍神様に出会える場所と呼ばれるようになったのです。

琉球八社 安里八幡宮

  • 【住所】那覇市安里3-19-14
  • 【電話】098-863-8716

地元では「なんみん」「なんみんさま」と呼ばれている波上宮(なみのうえぐう)は、海に面した崖の上に建つ神社です。波上宮にも建立にまつわる伝説があります。

【昔、南風原村に吊りで生計を立てる男がいました。ある日、男がいつものように釣りをしていると、その途中の浜辺で不思議な光を放つ石を見つけます。 男はその不思議な石を見て思わず「たくさん魚が釣れますように」と豊漁を祈願します。すると不思議なことにその日は大漁になります。 「不思議なことがあるものだ」と思いつつも、男は釣りに出かけるたびに石に豊漁を祈願するようになります。するとやはり大漁になるのです。 この話を聞きつけたのが、島の神様たちです。「この石さえあれば…」と神様たちは石を奪うために男を追いかけてきます。 驚いた男は不思議な石を抱え、波上山へと逃げ込みます。波上山にたどり着いた男は、そこで神様から「われは熊野権現なり。 この地に社を建ててわれを祀れ。しからばこの国を鎮護しよう」と告げられます。そこで男は琉球王府に不思議な石を奏上し、男から神様のお告げをきいた琉球王府は波上山に社殿を建てました】

この伝説で登場する不思議な石は、海の彼方に住む神様からの贈り物と言われています。そして海の彼方に住む神様こそ、沖縄の島を守護する龍神様です。

さらに波上宮は沖縄の神社の中で唯一海に面しているので、龍神様だけでなくあらゆる神様に出会うことができる場所とも言われています。

波上宮

  • 【住所】那覇市若狭1-25-11
  • 【電話】098-868-3697

沖宮の主祭神は【天受久女龍宮王御神(てんじゅくめりゅうぐうおうおんかみ)】【天龍大御神(てんりゅうおおおんかみ)】【天久臣乙女王御神(あめくしんおとめおうおんかみ)】なのですが、この3神はすべて龍神様。つまり沖宮は龍神様を祀っている神社というわけです。

沖縄の龍神伝説には人の先祖となった夫婦龍神がいるのですが、その夫婦というのが天龍大御神と天久臣乙女王御神なのです。

この夫婦龍神の間に3人の兄弟龍が生まれ、それぞれは天女と結婚し子供を産みます。その子供たちの数が合計9神。

つまり夫婦龍の3龍神とその孫9龍神の合計13龍神が沖縄を守る龍神様というわけです。ちなみに13龍神が守るのはそれぞれの干支。ですから沖縄を守る13龍神は干支の神様でもあるというわけなのです。

琉球八社 沖宮

  • 【住所】那覇市奥武山町44
  • 【電話】098-857-3293