沖縄には幻の島と呼ばれる、海が干潮時にしか楽しむことのできない特別な場所があります。満潮時に見てもただの海が広がっているだけでまさかここに島ができるなんて思ってもみないでしょう。感動体験になること間違いなしです。あなたも沖縄ならではの幻の島巡りをしてみませんか?
幻の島ってなに?
幻の島とは満潮時は海の中に沈んでいて、干潮時になると海の海面から顔をだすその時期や時間にしか見ることのできないとても貴重な島です。1日中存在することがないので、幻の島に訪れる場合は干潮時を狙って訪れる必要があります。
幻の島は主に砂浜だけの場所が多く、島のまわりは一面に広がるマリンブルーの海に白い砂浜・サンゴ礁など自然の姿ならではの魅力を体験できるはずです。もちろん人は住んでいませんし、幻の島では散策・海水浴やシュノーケリングなどのアクティビティを楽しむこともできます。
浅瀬の海岸とは違い見たこともないような海の生き物と遭遇することもあります。ついさっきまで島が海の底にいたなんて驚いてしまう人も多いのではないでしょうか。
沖縄で楽しめる幻の島の場所
では沖縄の数ある幻の島のなかでも特におすすめの場所をご紹介します。事前に干潮時を確認してから訪れるようにしてくださいね。
また、幻の島へ行く方法はツーアでの参加が基本となっています。
小浜島からすぐの「浜島」

小浜島と竹富島のちょうど中間地点にある幻の島です。遠浅の海が広がり美しいロケーションを楽しみながらシュノーケリングも満喫できます。子どもから大人まで幅広い世代で安心して遊べること、細長い形をした島で時間毎に変わりゆく形を楽しむこともできます。
3月の半ば~10月の時期限定でツアーなども行われています。八重島諸島ならではの海の美しさを体験できるはずです。またこの浜島の近くに第二の幻の島が徐々にでき上がっているのだとか。ここよりも小さいので幻の島ができていく過程と一緒に楽しみましょう。
西表島「バラス島」

世界的にも珍しいサンゴでできているサンゴバーです。サンゴ礁のかけらなどが合わさってできた島でもあり季節に応じて島の形が変わり、さまざまな景色を楽しませてくれます。島は植物・土・砂なども一切ありません。海水浴を楽しむことやシュノーケリングなどもでき、スクールなどもあるので初心者でも安心です。
バラス島は海鳥が卵を産む場所としても有名です。歩く時は間違えて踏んでしまわないように注意しましょう。またこの幻の島の近くにも新しい小さな島が誕生しています。
久米島「はての浜」

沖縄の数あるビーチのなかでも一番人気の場所で、「前の浜」「中の浜」「果ての浜」の3つの島が並び、それを総称して「はての浜」と呼ばれています。一面に広がるエメラルドグリーンの海に白い砂浜が広がり、約7kmの大きな幻の島として知られています。テレビなどでもよく見かける島で、遠浅の海とサンゴ礁が絶景です。
幻の島を楽しむ時の注意点
幻の島にはもちろん人は住んでいません。その為、売店や海の家なども一切ありません。幻の島に行く前に水分や食料などはしっかりと揃えておきましょう。
また島には影になる場所もなく夏のシーズンになると灼熱の太陽が照りつけます。適度に海に入るようにして体温調整に注意すること、熱中症などの危険性もあることをしっかりと頭に入れておきましょう。万が一の時でもツアーで参加していれば地元の人たちがいるので安心です。
幻の島は沖縄にはまだまだあります。年々新しい島ができあがり最初は小さな砂の塊でしかなかった場所が、人間が上陸できるぐらいの大きさや硬さになっていきます。今はまだ小さな小浜島と竹富島の中間の島や西表島にある小さな島もこれからどんどん大きくなり上陸できるようになるはずです。その時が楽しみですね。