沖縄の歴史を楽しめるスポットはどこ?

首里城

沖縄といえば独自の文化が今も息づく県として知られています。昔から東アジアとの交易が盛んな県だった影響を受けていて、今でも首里城や文化・伝統などに日本とは違うアジア特有の特徴が見られ、観光客を楽しませてくれます。そんな沖縄の歴史を満喫できるスポットはどこがあるのでしょうか。

沖縄といえばかつて琉球王国として栄えた場所です。日本でありながら独立した国家であり昔から国際色豊かな文化が息づいて来ました。沖縄の歴史について紐解いていくと約1年前までは大陸とつながっていたといいます。

昭和42年に沖縄本島にある具志堅村で化石が発見され、その人骨から「港川人」と名付けられました。貝塚時代から農穀文化に変わり按司と呼ばれる権力者が登場し、城が作られていきました。この時の城が勝連城跡などの今も跡として残る世界遺産へと繋がります。

城を中心とした時代が進み、三山時代が過ぎると琉球時代がやってきます。琉球時代は中国から冊封使を呼び宴などが行われました。今の沖縄に強く影響しているのが第二尚氏王朝時代といわれるもので石造り建築物をはじめ伝統工芸品・舞踊・演舞などの今を代表する沖縄文化の数々が作られていきました。

その後世界大戦を経て昭和47年5月15日に日本復帰を果たし今に至ります。実際の歴史はもっと多くの人が登場しますが、沖縄の歴史を知るとより観光スポットに訪れた時の思い入れなども変わりますので、是非とも事前に学び訪れるのをおすすめします。

沖縄には歴史的な場所がたくさんありますが、そのなかでも特に見逃せないおすすめのスポットについてご紹介します。歴女必見です!

玉陵

玉陵

沖縄の数ある世界遺産の一つで琉球王国歴代のお墓として第二尚王家も眠っています。王と王妃の骨を入れる部屋や、家族を入れる部屋、洗骨する部屋の3種類に分かれています。15世紀当時の琉球文化を伝える史跡としてとても貴重なものです。とても厳粛な雰囲気があり、目を見張るほどのとても立派なお墓です。首里城の近くになるので一緒に観光を楽しむのをおすすめします。観光は15分ほどあれば十分に見て回れます。

仲原遺跡

仲原遺跡

伊計島にある仲原遺跡は無料で楽しめる歴史スポットです。先史2500年前の竪穴式住居が残っており、貴重な文献として見てまわることも。日本本土と全く同じ住居の形式になり先祖はほぼ同じなのではと感じることも。さとうきび畑の真ん中に史跡があるので見逃してしまわないようにしてくださいね。先史時代のものは珍しく伊計島の観光と合わせて訪れるのをおすすめします。

首里城公園

首里城

沖縄の歴史を学ぶ…というととても定番ですがやっぱり首里城も外せません。かつての東アジアとの貿易の拠点であったお城として沖縄最大級の規模を誇ります。城の外観は中国の影響を強く受けており赤瓦屋根など日本の他のお城とは違った外観です。1945年に一度破壊されて一部しか現存していませんが、当時の歴史を伝える沖縄の代表的なスポットです。

沖縄は先史時代や琉球時代・戦争時代など今までの歴史のなかで多くの人たちが関わり独自の文化を築いてきました。とてもじゃないけど本島にある歴史的なスポットを巡ろうと思うと数日あっても見て回れないほどたくさんあります。時代ごとに分けて学び見るのをおすすめします。無料で観光できる場所や、住居のなかにポツンと存在する歴史的なスポットもありますので、事前に調べて訪れるようにしてくださいね。

沖縄の歴史を学べる観光スポットはたくさんあります。そのなかでも「ここだ!」と思える自分だけのお気に入りのスポットを探してみてくださいね。