沖縄が琉球王朝だった昔から中国との関わりが深く、沖縄にいても中国の雰囲気が感じられる場所が「福州園」という場所です。この「福州園」は中国の福州市と沖縄の那覇市の友好都市10周年を記念して1992年に開園した中国風庭園となっています。
地元うちなーんちゅや、沖縄観光でこられた海外の方から人気のあるスポットです。
福州園とは??
那覇市久米という中心地近くにあり、ゆいレール県庁前駅から徒歩で約10分くらいで着く事ができます。都心にいる事を忘れさてくれる緑豊かな癒しの中国風庭園で、園内は異国情緒に溢れた中国の雰囲気と自然を感じゆったりした時間を過ごす事ができます。
中国の福州地方独特の伝統手法を用いて設計、そして使用された建設材料も福州市から石材、木材、瓦など細部にこだわり建設されました。次に、福州園の見所と全ての建物を紹介させて頂きます。
- 入口大門(福州園門)
- 福州園の入り口の門で、沖縄のシーサーのような左右にある石獅子がお出迎えしてくれます。
- 陵波廊(りょうはろう)
- 「春」をイメージしていて、春景色と中国の閩江(びんえ)の春を表現されていて雰囲気を感じる事ができます。
- 知春亭(ちしゅんてい)
- 大きな池のすぐそばにある円形の小亭で、「すべてを円満」にという意味があるそうです。
- 松竹如醉亭(しょうちくじょすいてい)
- ガジュマルの木が目印で、福州の夏景色の特徴を表現されている場所になり、雰囲気も感じる事ができます。
- 三友斎(さんゆうさい)
- 沢山の樹木に包まれた書斎で、周囲には松・竹・梅などの植物を見ることができます。中国の伝統的な造園で冬景色を表現しています。
- 双塔 白塔・鳥塔(はくとう・うとう)
- 御影石で建てられた立派な2つの塔です。これこそ福州の景色と中国人観光客も感動する事が多いようです。
他の見所とは?

ゆっくり園内を歩いている途中に滝があり、その裏に行くと階段がありそれを登ると高台から福州園を一望できる場所となっています。その下が少し洞窟のようになっていて、流れている滝を後ろから見る事もできます。
高台からの景色が個人的には1番好きな場所なのでおすすめしますね。そして、沖縄ではあまり見かけない白い梅の花が見ることができるのも見所のひとつとなっています。春を迎えると毎年綺麗に咲く白い梅の花を見に行くのはいかがでしょうか?
- 営業時間:9:00~18:00 (最終入園17:30)
- 入園料:大人¥200 小人¥100 ※小学生未満は無料
車だと、那覇空港から約15分くらいで着きます。空港からだと「うみそらトンネル」を通るのがわかりやすいコースだと思います。福州園の向かいにある駐車場を利用して下さい。バスだと、「久米孔子廟前バス停」から徒歩5分くらいで着きます。
福州園のライトアップ夜間特別開園
10月から夜間のライトアップ開園をしているのでご紹介します。場所によって異なるライトアップがされていて、昼とは違う福州園の雰囲気が楽むことができます。実施日は2017年10月7日~2018年3月31日の間の毎週金曜日、土曜日、日曜日の週末のみライトアップとなります。
- ライトアップ時間:18:00~22:00 (最終入園21:30)
- 入園料 大人¥600 小人¥300 ※小学生未満は無料
ライトアップ夜間特別開園は、開園される曜日や時間、入園料と通常と色々違うので注意が必要なので気を付けて下さいね。
今回は、沖縄にある中国を感じる事ができる場所「福州園」を紹介させて頂きましたがいかがだったでしょうか??福州園のある場所の近くは昔、中国からの移住者の多い町で琉球王朝と中国やアジアの国との政治、経済、文化交流の中心となっていた場所だったそうです。そういう歴史もあって沖縄と中国の似ている習慣、文化などが昔から今に繋がるのだと感じることができます。