沖縄は日本でも一番早く春がやってきます。沖縄には春になるとどんな楽しみ方があるのでしょうか。普段は夏に沖縄を訪れる人も、たまには春ののんびりとした気候のなか観光を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
春の沖縄とは?
沖縄の春(3・4月)は平均気温が20℃前後になり日差しが照りつける日には25℃前後と、一足早い夏のような気候を楽しむことができます。朝・夜は気温が下がり肌寒く感じることもあるかもしれませんが、日中は半袖でも十分に観光を楽しめます。念のためカーディガンなどの上にはおれるものを持っていくと安心です。
地元の人たちはこの時期を「うりずん」と呼び、一年中のなかでも一番過ごしやすい季節とされています。夏と違い台風が来る可能性もほとんどありませんし雨も少ないので、天気が安定しているのも春の沖縄ならではです。日差しは強いので日焼け止めなどの紫外線対策はしっかりと行いましょう。さまざまな場所で春の訪れを知らせる花々が咲き乱れ、沖縄の観光スポットもとても賑わいます。
春の沖縄おすすめ観光スポット
春の沖縄をもっと楽しむためにおすすめしたい観光スポットをご紹介します。春ならではの景色が広がり夏とは違う体験ができるはずです。
海開き
沖縄の海開きは3月になると各所で行われます。アーティストのライブや花火などとても盛り上がり海開き後のビーチは地元の人たちで賑わいます。夏と比べると観光客も少ないのでのんびりと海を満喫することもできますし、なんといっても3月に海を楽しめる場所なんて日本でも沖縄ぐらいしかありません。春ならではの珍しい海の生き物との遭遇なども期待できますので、海開きに参加して一足早いビーチを楽しみましょう。
花
沖縄各所で楽しめるのが花にまつわるイベントです。有名なスポットには北部の東村にあるつつじ村で咲き乱れる約5万本のツツジや、伊江島の100万輪のテッポウユリでしょう。他にも2月頃からひまわりも咲き始めますし、一面に広がるお花畑を満喫できるのも沖縄ならではです。青い海と青い空、美しい花々は写真で残しておきたいほどの絶景です。その年の気候によっても咲く時期は多少前後しますので、事前に確認しておきましょう。
花火大会
沖縄の一番早い有名な花火大会として「琉球海炎祭」が行われます。夏の幕開けを知らせる一大イベントで、約1万発の大輪が夜空に広がります。アーティストによるライブや沖縄演舞などたくさんの催し物も行われますので、是非参加してみてくださいね。琉球海炎祭はホテルが混み合いますので早めの予約をおすすめします。
春だからこそ注意したいこと
春になると海や山などに生息している生き物の動きも活発になります。例えば夜行性ですが昼間も注意が必要な毒蛇の「ハブ」や、森や山に生息している「スズメバチ」などにも注意しましょう。特にスズメバチは香りの強いものに反応するのでヘアスプレーや香水などを付けていると寄ってきてしまいます。トレッキングなど山に入る時はツアーを利用するか、草むらには入らないように注意するなど危険生物との遭遇も避けるようにしたいものですね。またいざというときの応急処置も覚えておきましょう。
沖縄の春は夏と変わらないぐらいの暖かさでとても快適な季節です。夏場なら暑すぎてとてもじゃないけど見て回れないような観光スポットも、春の気候ならのんびりと楽しむことができます。ただし日差しは強いのでしっかりと水分補給をして休憩を挟むなど熱中症対策はしっかりと行いましょう。春には春ながらの沖縄の楽しみ方がありますので、春休みなどを利用していつもと違った景色を見に来てくださいね。