宮古島の「うえのドイツ文化村」を訪れてみませんか

うえのドイツ文化村

宮古島のシギラビーチ付近のさとうきび畑を抜けた場所に沖縄っぽくない洋風の建物があります。「なんでこんなところにお城があるの!?」と多くの人が驚くのも無理はありません。実は宮古島にはドイツとの深い歴史がありその歴史を今に伝える大切な史跡でもあるのです。「うえのドイツ文化村」に是非足を運んでみましょう。

路線バスの宮国バス停から坂を下って徒歩5分の場所にあります。ドイツにあるマルクスブルク城を原寸大に再現されたお城です。今では少し寂れてしまっていて訪れる人も少なくなっていますが、かつてはとても大きく優美なお城であったことがわかるでしょう。

かつてドイツの商船が座礁し宮古島の島民が助けた歴史に合わせて作られたものです。1873年に上野宮国沖で起きた事件で、「R.Jロベルトソン号」は台風に遭遇しました。これを発見した島民が一日がかりで火を焚き、乗務員を励まし続けたといいます。その後乗務員を手厚く看護してドイツへ帰国させたのです。この行為に感動したドイツ皇帝ヴィルヘイム一世は記念碑を建て、今のうえのドイツ文化村が誕生しました。ドイツの歴史や文化を今に伝えるとても貴重な場所として今でも愛されています。

城の周辺は公園になっていて公園は無料で入ることができます。城の塔に入る時は入場料がかかります。城のなかの2・3階はドイツに関するショップが並んでおり塔をエレベーターで昇ると一面に広がる宮古島の絶景を眺めることができます。宮古島でもこんな絶景が楽しめるのはこのうえのドイツ文化村だけなのではないでしょうか。

ではうえのドイツ文化村を楽しむためにはどんなポイントがあるのかご紹介します。

チロリアン調の衣装

博愛記念館ではドイツの伝統衣装であるチロリアン衣装を体験することができます。とても華やかで優美なドレスばかりでどれを着ようか迷ってしまうかも。衣装を着たまま本物のドイツから取り寄せた調度品を見物することや、当時の「R.Jロベルトソン号」の貴重な資料を見学することができます。

塔からの景色

塔を昇りエレベーターで8階に上がると地上42mの場所に出ます。塔の上からは360℃の大パノラマが広がり、当時「R.Jロベルトソン号」が座礁した場所も確認できます。宮古島の一面に広がるサンゴ礁とグラデーションの海を是非眺めてみてくださいね。写真撮影も忘れずに行いましょう。

ドイツの文化に触れる

うえのドイツ文化村のなかにはドイツ語で子どもの家を指す「キンダーハウス」や、ドイツの木のパズルを使ったおもちゃで遊べるコーナーなどもあります。図書館なども隣接しているので、遊びながらドイツの文化に触れることができます。子どもたちにとっても貴重な体験になることでしょう。

うえのドイツ文化村周辺は遊歩道の整備された公園があること、NHKのドラマで有名になったハート岩などもあります。周辺のホテルに宿泊して朝のお散歩コースにしている人も多いのだとか。清々しい気持ちで朝のひとときを過ごすことができるので、とてもおすすめです。海も目の前にあり、楽しみ方が無限大ともいえるでしょう。

うえのドイツ文化村は季節に応じたイベントなども行われ、ドイツの文化や歴史を今に伝えてくれます。かつて島民の人たちがドイツ人を手厚く歓迎した歴史があったとは驚きですね。日本人の博愛精神がいかに評価されていて、ドイツの人たちの命を救ったのかを考えると、宮古島には欠かせない観光施設であることがわかります。宮古島を訪れた時は是非うえのドイツ文化村に立ち寄ってみてくださいね。