沖縄にはここでしか体験できない独自の文化がありますが、特にファーストフード店「A&W(エイアンドダブリュ)」は日本では唯一沖縄にあり、地元で愛され続けるお店になります。一度行くと癖になる「A&W」の魅力をご紹介します。
「A&W」はどんなお店?沖縄にいつからあるの?
沖縄をドライブしていると「A&W」と書かれたとても大きな看板をみたことはないでしょうか。沖縄には29店舗(離島の宮古島・石垣島も含む)もあるファーストフードのチェーン店です。沖縄では「A&W」を愛称を込めて「エンダー」と呼びます。約半世紀前から「A&W」があり、沖縄県民のファーストフードといえば「A&W」が基本です。
アメリカンな雰囲気を楽しめる面白いお店で、もともとはアメリカの薬剤師が病床の友人のためにヘルシードリンクを作ったことが始まりとなり、当時は禁酒法があったことで大人気となり「A&W」を設立したとされています。このヘルシードリンクは「ルートビア」と呼ばれており、「A&W」のメインメニューでもあります。
その後全国的にチェーン展開し、戦後アメリカにも「A&W」が誕生しました。沖縄にできた当時はアメリカ人のお客が中心となり、沖縄県民にとって憧れの存在でもありました。
「A&W」のこれだけは食べたい!人気商品は?
「A&W」の人気商品はなんといっても「ルートビア」と「フライ」でしょう。ルートビアはジョッキに入った茶色の炭酸飲料です。何杯でもおかわりができるのですが、非常に癖があるので好き嫌いが別れます。

薬品のような口に残る味わいがなんとも表現しづらい飲み物で、夏の暑い時期はキンキンに冷えたルートビアが美味しいですし、缶に入ったルートビアも売っていますのでおみやげとしてもおすすめです。ぜひ「A&W」で挑戦してみてください。
フライには種類があり素材の味をシンプルに生かした「スーパーフライ」や、じゃがいもをカールさせて揚げた「カーリーフライ」も見た目から変わっていておすすめです。
いずれも揚げたてになるとホクホクしていて美味しい!値段よりもボリューム感があるのでルートビアと一緒に楽しんでくださいね。
もちろんハンバーグやカフェメニュー、スイーツなども豊富でレストランのようなメニューのバリエーションも人気の秘密です。一番人気のハンバーガーはモッツァレラが入ったメニューになり、はじめての人でも挑戦しやすいポピュラーなものなのでおすすめです。なかに入ったトマトのジューシーさも癖になります。
「A&W」には独自のシステムがあります。
「A&W」では店舗限定でドライブインと呼ばれる独特のシステムがあります。「A&W」の駐車場には一部に駐車スペースの1台ごとに注文する機械が取り付けられており、ここで注文すると店員さんが車まで運んでくれるシステムになります。
そのまま駐車しながら食べるもよし、場所を移動して食べることもでき車社会の沖縄ではとても便利なシステムになります。
「A&W」の店内は広々していて開放感があり、あえて店内で食べる人も多いのだとか。お昼時や週末になると混み合うので、「A&W」のテイクアウトをもって海でのんびり食べるのもいいかもしれませんね。※ドライブインは「屋宜原店」「牧港店」「美浜店」「名護店」「泡瀬店」のみです。
沖縄県民にとってなくてはならない存在の「A&W」は、最近は観光客からも絶大な人気をほこります。沖縄に来たらまずは「A&W」を食べないと始まらないという人もいるほど。他のファーストフードとは一味違った楽しみ方もあるので「A&W」のメニューをいろいろ試してみてくださいね。味よし、ボリュームよし、価格帯よしのおすすめファーストフード店です。