ゴールデンウィークは「糸満ハーレー」を体感しよう

ハーリー

沖縄の南部に位置する糸満市では毎年GWに「糸満ハーレー」が行われ、参加している島人の男性陣はもちろん、地元が一丸となり盛り上がる糸満市になくてはならないイベントの一つです。伝統行事として海の男達による勇ましい競技は、毎年3万人以上の人出になり、「糸満ハーレー」の会場は人で溢れかえります。沖縄らしい「糸満ハーレー」でここにしかない沖縄を体験してみてはどうでしょうか。

糸満市といえば海人(うみんちゅ)の街といわれるほど漁師業が盛んな場所になります。その海の恵みに感謝して家内安全、後悔の安全を祈る伝統行事が「糸満ハーレー」になるのです。

「西村」「中村」「新島」の3つの集落に分かれ、伝統衣装を身にまとった男性がスピードを出しつつ、どの集落が一番になるのか競い合います。白熱した雰囲気と周りから聞こえる歓声、さらに競技に出ている本人だけではなく沖縄らしい家族一同で参加し、集落のどこが勝つのか盛り上がるのです。この時期の沖縄はすでに真夏日のことも多く、熱射病になる程の気温の中、力強く進んでいく姿は他の場所では見られない競技です。

観客として応援したり楽しむのであればバーレーについてある程度の知識を覚えておきましょう。同じようにいえるバーレーでも実はさまざまな種類があります。参加できる人が決まっているので、その層に合わせてバーレーの競技に参加できるのです。

糸満ハーレー

糸満ハーレーの競技は大きくわけて3つあります。その違いについて詳しく説明します。

海人同士の戦い「御願バーレー」

現役の海人のみ参加が許された「御願バーレー」は迫力満点。「糸満ハーレー」の始まりと終わりを意味するものとなり、祈願の儀式が終わると港に向かって旗が降ろされレースがスタートします。先着順で円陣を作り「ハーレー歌」皆で熱唱します。855メートルの長い距離を精一杯走り抜ける男の戦いです。

中学生と青年が参加するバーレー

このバーレーが終わると今後は「中学生バーレー」と「青年バーレー」が行われます。ここで自分の子どもが参加している場合、お母さんたちは大興奮の嵐になります。

太鼓を叩いたりお祭り騒ぎのような雰囲気に。それもそのはず、中学生や青年といえども大人と同じ距離をバーレーで走り抜けます。スピードだって負けていません。誰もが一生懸命に漕いでいる姿は誰だって応援したくなるものです。

アヒル捕り競争

糸満ハーレーのメインイベントはこれといっても過言でない「アヒル捕り競争」も行われます。海に放たれた30羽のアヒルを追いかけて、決められた時間内に捕まえるとてもおもしろい競技になります。

糸満ハーレーは男性しか参加できないものが多い中、「アヒル捕り競争」は誰でも参加することができるので女性の参加者なども多いのです。アヒル以外にもさまざまなものが海の中に投げ込まれ、捕ったアヒルは食用としても使うこともできるので、持ち帰れる景品となり、子どもが捕まえた場合、今夜の食事はアヒルを使った料理で家族・親族が盛り上がることになります。

沖縄の伝統行事の糸満ハーレーは男性だけでなく、さまざまな人が参加できる全員参加型の行事になります。糸満ハーレーを応援している人も参加しているといっても過言ではないぐらいの盛り上がりだし、これ以上に結束の強さを感じる行事も他にはないのでは。

沖縄の島人笑顔が溢れるパワーのある伝統行事である糸満ハーレーを見に訪れてみませんか。暑い海人の戦いもここでしか見ることのできない貴重なものです。沖縄の真の魅力はこういった伝統行事を見ないと語れません。