沖縄の十五夜ってこんなに違うの!?

十五夜

日本で古くから伝わる伝統行事の一つに「十五夜」があります。月を眺めながら神様に豊作を祈るものでもあり、農業が盛んな地域をはじめ庶民の間にも十五夜の伝統は残ります。もちろん沖縄にも十五夜の文化があります。でも本州の十五夜とは少し内容が違いますので移住後困ることがないように事前に知識をいれておきましょう。

古くから秋に行われる伝統行事として豊作や家族の健康を祝うものとして十五夜があります。十五夜の起源については明確にはわかっていないものの、中国から取り入れられたとする説が一般的です。

十五夜は15日に行なうものと思っている人もいるかもしれませんが、満月の周期にあわせて行なうものなので9月~10月の中で毎年同じ日に行われるとは限りません。2017年の十五夜は「10月4日」、2018年の十五夜は「9月25日」と日程もばらばらです。

また十五夜には積み重ねた「お月見団子」を飾ること豊作を祝うお米・芋を飾る習慣もあります。なかなか手に入りづらいかもしれませんがすすきを飾るだけで十五夜らしくなりますよね。

十五夜

もちろん沖縄でも十五夜は行われますが本州のものとは少し異なります。移住したばかりだと驚いてしまうかもしれませんね。十五夜の行事に参加する時は地元の人たちに確認してから準備するようにしましょう。

十五夜の名前

沖縄では十五夜の読み方が「じゅーぐや」といいます。

お月見団子の違い

ふちゃぎ

沖縄では本州で見かけるお月見団子とは違い「ふちゃぎ」というあずきをまぶしたお餅を使用します。ふちゃぎで使う小豆には厄除けの意味があるそうです。米粉に水を加えこねてねったものに小豆をまぶしたもので小豆をつぶさずにまぶすことで災難除けの効果があるのだとか。比較的小さなお餅になり俵型をしたものが一般的です。

ふちゃぎは十五夜の時期になると沖縄のスーパーなどでも見かけます。シンプルなプレーンタイプのものや紅芋をまぶしたものなどがあり沖縄の十五夜には欠かすことができません。

十五夜の綱引き

沖縄各地では十五夜に関わらず綱引き関する行事は行われていますが、十五夜の綱(ジューグヤーヌチナ)には神様に豊作を感謝し来年も宜しくお願いしますといった気持ちを神様に伝えます。

綱引きに関しても東が勝てば豊作になり、西が勝てば大漁になるといった文化を残しているものもあります。綱引きの文化は同じ沖縄本島でも内容が違います。もし参加する時は地域によって綱引きの意味を確認した方がいいでしょう。

沖縄の十五夜というと一般的なのは旧暦の8月15日に名月の下で行われた宴になり、毎年首里城ではイベントが行われます。月明かりに照らされた正殿を背にして人間国宝による古典舞踊などの伝統的な演舞を楽しむことができます。とても優美で繊細な美しさがあり見るものの心をとりこにします。

さらに国王・王妃の公開選出大会も行われ事前にある一次審査を通過した5名の中から選ばれます。もともと日本人には旧暦の8月15日に月を眺める習慣が残っており十五夜とあわせてぜひ体験してもらいたい行事でもあります。観覧が無料であること、幻想的な景色を堪能できることからとても人気がありおすすめです。

沖縄の十五夜は本州とは少し違いますが、だからこそ昔の琉球文化を今に残しつつ伝統的な素晴らしい体験ができる日でもあります。沖縄に移住したのであれば沖縄独自の文化に触れガイドブックなどでは見られない沖縄の魅力を肌で体感してみてくださいね。昔から自然を大切にし、物のすべてに神様が宿ると考えられている沖縄ならではの文化です。