沖縄には自然の力で作られた雄大な「鍾乳洞」がたくさんあります。沖縄というと海のイメージが強いかもしれませんが「鍾乳洞」も実は見所の一つになります。「鍾乳洞」は大自然が作り出した贈り物のようなもの。沖縄の地形を生かしたものなど特色豊かなものが多く、「鍾乳洞」の違いを感じながら沖縄の探索をしてみるのも楽しいのではないでしょうか。
沖縄でおすすめの鍾乳洞とは
沖縄の数ある鍾乳洞の中でも、特におすすめしたい場所をご紹介します。暑い夏でもひんやりと涼しいので、避暑地として訪れるのもいいのではないでしょうか。
玉泉洞

おきなわワールドの中にある鍾乳洞で、約30万年の歳月をかけて今の形ができあがっています。鍾乳石の数は100万本以上と国内最多の本数になり、全長5mの長さがあるうち890mが公開され、国内最大級といわれる天然記念物となっています。
美しさもさることながらそのスケールの大きさや迫力に驚くのではないでしょうか。鍾乳洞の中はライトアップされ、小川や滝などの表情豊かな鍾乳石を探しながら、青の光に誘われて幻想的な雰囲気を堪能してみるのもいいでしょう。
利用者の安全を第一に考えているので、子どもも十分に楽しめます。1974年の「ゴジラ対メカゴジラ」のロケ地となったことでも知られています。
他にもおきなわワールドには「琉球ガラス工房」や「琉球王国城下町」などの昔ながらの沖縄を楽しめるスポットがたくさんありますので合わせて楽しんでみてくださいね。
ガンガラーの谷

イキガ(男性)とイナグ(女性)の体を象徴としたユニークな鍾乳洞を見られます。南城市に位置し、鍾乳洞の中には武芸洞と呼ばれる場所があり、毎年アーティストのLIVEが行われています。
ガンガラーの谷周辺は亜熱帯植物の宝庫になっており、樹齢150年を超えたガジュマルなど、見所がたくさんあります。幸福の木と呼ばれるガジュマルは高く天へと登るようにのびており、力強ささえ感じます。他にも見たことがないような虫や生物とも出会える場所です。運が良ければ日本最大級のオオジョウグモにも出会える可能性がありますので、子ども連れで楽めるのが嬉しいですね。
入り口にはケイブカフェがあり鍾乳洞を眺めながら休憩することも。鍾乳洞のあとは沖縄ブランドのコーヒーを堪能するのもいいでしょう。
神秘的な雰囲気と、大自然の優美さを感じるガンガラーの谷に、あなたもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
金武観音堂鍾乳洞
まず、この鍾乳洞は大人にこそおすすめしたい場所です。鍾乳洞の中でも一番歩きにくく、距離も短い場所になります。この鍾乳洞が他のところと違うのは1.8リットルもの大きさの泡盛が数千本単位で貯蔵されていることでしょう。
1988年に完成したもので18℃という一定の気温を活かした古酒蔵となっています。この金武観音堂の鍾乳洞は、長さ270m、地下30mの場所に位置するこの鍾乳洞は龍神信仰の発祥の地として、昔から多くの人たちが祈りを捧げた場所でもあるのです。金武観音堂は観光スポットとしても人気が高い場所になります。
1万円を払うと泡盛を5年~10年保存してくれるなど、一風変わった場所ともいえます。
伊原間サビチ湖鍾乳洞
日本でも唯一陸から海に抜ける鍾乳洞として知る人ぞ知るスポットです。規模は大きいわけではなく、干潮時と満潮時で違った光景を見ることも。神聖な雰囲気で石垣島の観光名所にもなっています。
いかがでしたでしょうか。雄大な自然が残る沖縄だからこそ「鍾乳洞」を楽しめるのです。雨の日など天気が悪い日も遊べるので歩きやすい靴を履いて「鍾乳洞」に訪れてみませんか。